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必見!フリーランス一年目の心得
以前は「数年エンジニアとしてのスキルを積み重ねてから、フリーランスとして独立」するパターンがほとんどでしたが、最近はエンジニア1年目から「フリーランスとしてやっていこう」と考える人も増えてきました。
この背景には、世の中がリーマンショックによる景気低迷か抜け出し始めたことと、最近のソーシャル業界の活発化もあるのでしょう。
恐らく、今も昔もエンジニアにとって「大事なもの」は変わっていないと考えられます。
そこで、「フリーランス1年目」に特化して「早めに身に付けおくべき」「やっておくべきこと」についてお話ししましょう。
この背景には、世の中がリーマンショックによる景気低迷か抜け出し始めたことと、最近のソーシャル業界の活発化もあるのでしょう。
恐らく、今も昔もエンジニアにとって「大事なもの」は変わっていないと考えられます。
そこで、「フリーランス1年目」に特化して「早めに身に付けおくべき」「やっておくべきこと」についてお話ししましょう。
【目次】
- 1年目から「腕一本でやっていく」それは無謀なこと?
- フリーランスエンジニアにとって大切な事とは?
- これさえあれば1年目でもやっていける?「フリーランスエンジニア1年生」が身に付けるべきことは?
- 現役ベテランフリーランスエンジニアがおススメ「フリーランスエンジニア1年生」が読むべき技術書
- まとめ
1年目から「腕一本でやっていく」それは無謀なこと?
最近は1年目からフリーでやっていく。というエンジニアが増えてきました。もちろん、お客さんは「スキルの高いベテランエンジニア」を望まれる所が今も昔も多いのは事実です。
お客さんの中には「スキルの高さ」だけを望まない所も増えています。
では、1年目から「腕一本」つまり、フリーランスエンジニアとしてやって行くのは可能なのでしょうか?
その前に数年前~現在のIT業界について。
2009年にリーマンショックが起こり、その影響を受け、IT業界にも「大寒波」が訪れました。
その際、経費節約の為に…と、企業はそれまで進めていた開発プロジェクトを取りやめ、それに伴い、常駐していたエンジニアの契約が打ち切られ、職を失ったエンジニアが大量にあふれる。という状況が起こりました。
当時経験し、大変な思いをしたエンジニアの方も多いのではないでしょうか?
提案される案件の数も少なくなり、それに反比例して、契約終了 → 案件を求めるというエンジニアは増えていき、定員1名の案件に、募集エンジニアが20名…という、まるでオーディション(!?)のような面接が多かったのを覚えています。
競争率が高くなると、ある意味、お客さんは選びたい放題となり、即戦力となる人材のみを採用する。という状況でした。
それから約10年が経過し、景気も回復して行き、企業もプロジェクトの再開及び、新規プロジェクトを開始していきました。
必然的に、常駐エンジニアも増えていき、ここ2~3年は、エンジニア数 < 案件数という様に立場が逆転していきました。
今までは、スキルの高いエンジニア。例えば「Java経験最低5年以上」や「エンジニア経験10年以上」という条件を出してきた企業も、それでは「人が集まらない!」となり、採用条件を緩めるようになってきました。
例えば、「Java未経験でも、何かプログラミング経験があれば」や「Java勉強中でも可」という様にフリーランス1年目のエンジニアでも参画し易い状況になってきました。
もちろん、ある程度の技術スキルは必要です。
当たり前ですが、「プログラミング何て全然分かりません!」「PC触ったことはありません!」という事では難しいのがフリーランスです。
フリーランスエンジニアにとって大切な事とは?
フリーランスになる。という事は簡単な事なのでしょうか?フリーランス。というのは「個人事業主」です。
酷な言い方をすると、「誰も守ってくれない。自分の事は自分で責任取る。」という事です。
もちろん弊社所属のエンジニアに対して、我々は、「希望のプロジェクトに参画できるように」「客先で気持ち良く働けるように」努めています。他のエージェント会社もそうでしょう。
ですが、あくまで「客先で働く」という事のサポートであって。例えば、案件に入れない場合の収入であったりというサポートはしておりません。(会社にもよりますが)「社会保険」というサポートもありません。
フリーランスエンジニアにとって、もっとも大事なもの…それは「自分の腕一本でやっていく」「自分は一国一城の主なのだ」という「フリーランス」としての「覚悟」は必要になります。
厳しい話になりますが、この「一国一城の主」としての覚悟を持たずに、フリーランスエンジニアとして働き、失敗してしまうエンジニアの方がいるのも事実です。決して「誰も頼ってはいけない」というわけではありません。
いうなれば、自分自身が「社長」である「株式会社 自分」という意識が必要になる。という事です。
これさえあれば1年目でもやっていける?「フリーランスエンジニア1年生」が身に付けるべきことは?
一口に「フリーランスエンジニア」と言っても、手を動かす「物作り」の方面に進むか、取り纏めをする「マネジメント」の方面に進むか。人によって違います。「システムエンジニア」として働く以上、プログラムを組み立てる考え方の基本。いわゆる「アルゴリズム」は身に付けておくべきでしょう。
専門学校や大学で専門の勉強をしてきた人ならある程度「アルゴリズム」について勉強してきたかもしれません。
これらの機関で学んで来なかった方は「情報処理試験」の勉強をする事で「アルゴリズム」について学ぶとよいでしょう。
まずは資格取得の目標と合わせて「基本情報処理」続いて「応用情報処理」の勉強をする事をおススメします。
「情報処理」の勉強以外ですと、自宅で簡単なプログラムを書いたり、フローチャートを書いたりすることをおススメします。
-- 勉強する習慣を身に付ける
IT技術は日々進化しており「これだけ身に付けておけば、あとはもう何もいらない」というものではありません。常に、「今、どんな技術が必要とさえているのか」「世の中ではどんな言語が流行っているのか」というアンテナを張りめぐらせ、努力をする必要があります。
つまり、一生「勉強し続ける」という姿勢が大事になってくる。ということです。
その為には「勉強する癖」「勉強する習慣」が大事になってきます。「後でやろう」「いつかやろう」ではなく常に「勉強し続ける」という事が大事になってきます。
学生時代「テストは一夜漬け」だった方も、是非考え方を変えて、「勉強する習慣」を身に付けるようにしてください。
例えば「技術書を通勤電車の中で毎日読む」「情報処理の問題を一日3問解くようにする」というささいなことで構いません。 大事なのは、それを「続ける」ということです。
-- 朝に強い「規則正しい」生活習慣
一見、「フリーランスエンジニア」とは無関係に思えるかもしれません。「見栄える!経歴書の書き方 」でお話ししましたが、職業柄なのか、「朝が弱いエンジニア」というのは多いものです。
客先現場から、「仕事は申し分ないのだけれど、遅刻や欠勤が多くて…」という理由で契約打ち切られてしまう、フリーランスエンジニアも少なくないのは事実です。
いくら仕事ができても、大事な打ち合わせにいなかったり、遅刻ばかりして周囲の士気を下げてしまっては信頼関係を築くのは難しくなります。 生活習慣というのは一朝一夕では身につかないもの。ぜひ1年目から規則正しい生活習慣を身に付けていきたいものです。
現役ベテランフリーランスエンジニアがおススメ「フリーランスエンジニア1年生」が読むべき技術書
1. 初めてのPHP、MySQL、JavaScript&CSSタイトルから、「PHPエンジニアに特化したもの」と考えるかもしれませんが、「Webアプリケーションの仕組み」について、浅く広く学ぶことが出来ます。ベテランエンジニアには物足りないかもしれませんが、LAMPの基礎を学ぶ為の導入書籍としてはオススメ!の書籍です。
2. 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方
プログラミング技術において、求められるのは「きれいなコード」だけでなく「セキュリティを意識したコード」です。システムの規模が大きくなればなるほど、その重要度は増していきます。
「XSS」や「SQLインジェクション」といった、良く知られるセキュリティ攻撃について、攻撃方法/防御方法をしっかりと学ぶことが出来ます。
3. 独習シリーズ
「独習 Java」「独習 PHP」等のシリーズです。
文字通り「独りで学べる」というのが、フリーランスエンジニアにはぴったっりです。
解説だけでなく、その章に沿った問題も掲載されているので、自分の理解度を確認しながら読み進めていくことができます。
4. 明解Java 入門編 、明解Javaによるアルゴリズムとデータ構造
「明解Java 入門編」の方はこれからJavaを学ぼう。Javaを使った現場で作業する。と言ったエンジニアだけでなく全てのエンジニアに必読して欲しいです。
演算子の扱いやif分岐といった基本中の基本から、インスタンス・継承といったコードを書く上で欠かせない知識を基礎から理解する事ができます。
「明解Javaによるアルゴリズムとデータ構造」はこの「アルゴリズム」を身に付けるにはぴったり!と言えるでしょう。 両方とも、2007年刊行と古いものですが、10年経った今でも、色褪せない良本と言っても過言でないでしょう。
【まとめ】
「1年目フリーランスエンジニアの心得として、厳しいことがたくさんありますが、フリーランス1年目の方はこれを元に、立派な「一国一城の主」へと成長していたけたら幸いです。
ここに記載したのは基本の「基」の部分になるので、おそらくこれ以外にも「身に付けるとよいこと」というのはたくさんあるでしょう。
是非、周りの先輩エンジニアに聞いて見て下さい。
ここに記載したのは基本の「基」の部分になるので、おそらくこれ以外にも「身に付けるとよいこと」というのはたくさんあるでしょう。
是非、周りの先輩エンジニアに聞いて見て下さい。